「反転授業」のプレゼン資料公開中
第14回日本手話教育研究大会で話題提供としてお話させていただいた「反転授業~手話教育への応用」のパワーポイント資料が、手話教師センターのサイトで公開されました(1ヶ月間の限定公開とのことです)。手話教育に革命が起こるかもしれない、いや、起きてほしい、という気持ちでお話したものです。おかげさまで反響は大きく、そんなこともあって、プレゼン資料の公開ということになったようです。 文法書、辞書、テキストというのは、言語研究、そして、語学教育に欠かせない「三点セット」。けれども、手話言語の場合、正書法もなく、正確に書き取る表記法もなく、イラストや写真でも伝えきれない。そんなこともあって、「三点セット」は形にできないものとして、ずっと置き去りにされてきました。しかし、時代は変わりました。いまやインターネットと動画によって、手話言語の「表記問題」はほとんど解決したのです。手話研究者も、手話教師も、そんな新しい時代への第一歩が踏み出せていないだけです。 「反転授業」がその重い扉を一気に開けてくれるかもしれません。参考資料:重田 勝介(2013)「反転授業:ICTによる教育改革の進展」『情報管理』Vol. 56 No. 10 P 677-684